循環式水耕栽培装置を自作しました。(シャワーリング水耕栽培 2014.9)

9月23日

循環式水耕栽培装置土台部分の組立が完成。

その後、塗装しました。

材料はスペーシア 

栽培面までの高さ:
@ 1,350mm
A  950mm
B  550mm
循環式水耕栽培装置完成

本体:
RVBOX 770F × 3

水中ポンプ用養液タンク
RVBOX 770D × 1
(内部に水中ポンプとミニフロートバルブをセットしてあります)

水中ポンプ:バスポンプ NBP-10

養液ストック用タンク
手持ちのプラボックス(40L)

ミニフロートバルブ(ヤフオクで取得)

13塩ビパイプ&接続部品(エルボなど)
水道ホース(内径7mm&13mm)

(右下に見えてるエアーポンプは水耕装置とは関係ないです。)
初めての、循環式水耕栽培のテスト栽培に 白菜 を選らびました。 
定植まではペットボトルで育苗。
循環式水耕栽培装置作動開始。
本体内部の様子。
塩ビパイプは接着していませんので、すべてバラバラに分解できます。

塩ビパイプのジョイント部品にはテーパ加工がされているので、適当に差し込むだけで水漏れはありません。
大きなサイズ径のパイプだと水漏れが心配ですが、この13シリーズだと大丈夫みたい。

水道ホースと塩ビパイプの接続箇所はヒートガンで水道ホース先端を暖めてから接続しています。
この方法だと口径が大きく違ってもスムーズに接続する事が可能ですし差し込むだけで水漏れもないようです。

水量・水圧(装置の高さ)・塩ピパイプに空ける穴径など事前にテストを繰り返しデータを集めてから設計に入りましたが、思惑通りの結果を見て安心しました。
 今振り返れば、当初はこんなに小さく弱々しかったんだ。

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養液の流れるサラサラ音が癒やされますヨ。(^^;)

栽培槽の高低差を利用した水圧で養液をシャワーにして酸素を取り込もうとの思惑で設計してみましたが、結果は白菜の成長を見ないとわかりません。

タイマーや電源部関連は1カ所にまとめたつもりですが、後にタイマー追加などで、再度作り替えました。
 タイマーは3分間ON 27分間OFF で繰り返すようにセットしました。
根の乾きが心配なので100円ショップの不織布のようなものを取り付けて見ました。

排水口の高さは塩ビパイプを差し替える事で5mm程度から栽培室の高さ一杯までの範囲で自由に調整できます。
 
排水口に根が詰まりそうになるので、防根透水シート をミシン加工してシートの外側に養液が流れ込むようにしてみました。

この方法にたどり着くまで、排水口の高さを変えたり、排水口に茶こし網をかぶせてみたり、養液の流れ込む水量を変えてみたりさまざまテストしてみましたが、どれも解決出来ません。
排水口と根の関係は奥が深いと思いました。

今は根と排水口はシートにはばまれ、完全に分離された状態です。
シートの底に透けて見えているのは、養液がスムーズに流れるようにプラスティックの部品をしいてあります。100円ショップで見つけた猫よけのイボイボです。

何度もテストを繰り返すので根も弱ってきたかな? 
  10月12日
白菜が自分の存在感をアピールしてきました。
  根っこも元気そうにみえます。 
 青虫に喰われ始めたので防虫ネットをかけました。
こちらはブクブクのエリアの白菜です。
右に小さく見えてる青いホースの先の銀色の物体は自動給水装置。
ヤフオクで買ったミニフロートバルブ(送料入れて15,00円程度)をセットした100円ショップのプラスティック容器をアルミ断熱シートでくるんでいます。
養液の補充は自動なので超楽ちんです。

上に養液タンク(40L)が鎮座していますが、そこから循環式と、このブクブク装置全体に養液を送り続けています。

3〜4日に一回そのタンクに養液を作ってつぎ足しています。
  循環式栽培エリアの全体です。
各栽培槽に白菜を3個づつセットしましたが、青虫に食われて、あまりみすぼらしくなったので計9個の内3個を間引きで廃棄。
防虫ネットをかけていても、なぜかやられます。

ここは家内の車庫で、車が入ってきたら歩く隙間もなくなります(^^;)

下のちいさな3本の容器には、下仁田ネギを種から始めた幼苗が入っています。
  2015.1.10
収穫日に撮影しました。 

結球までは見ることが出来ませんでしたが、初めての循環式水耕栽培として半分程度思惑通り(^^;)、の結果で満足しています。

この装置は、シャワーによる溶存酸素量の上昇と気化熱を利用した夏場の水温を抑える効果を期待しました。また、直接根が空気に触れる面積が多いので酸素不足による弊害はおきないと思います。

シャワーリング水耕栽培と命名しました。(^^;)

電源関連を1カ所に集めました。
右上:タイマー3分間ON 27分間OFFの繰り返し

左上:タイマー15分間単位で設定
ちょっと改造してあります。
コンセントの差し込み部分の足を取って、受け部分を無効にして、別の三ヶ口コンセントのコード先端をタイマー内に半田で取り付けました。
3台の機器を同時にタイマー動作させる事ができます。
最終的に、15分ON 45分OFFに設定しました。

右下:バスポンプ NBP-10
1000円程度ですが、パワーはありますし水槽用のエアーポンプより販売実績は多いと思うので信頼性を買いました。

左下:エアーポンプ
釘にブラ下げてあるだけです。
100円ショップのケースです。300円 + 税 だったかな?
フタを固定するストッパーが2カ所付いてます。

雨よけ(漏電防止)が主な目的ですが、透明なので設定状態が見やすいので、テストを繰り返すときの確認には都合がいいです。

2015.3.2
2015年は、ブログ「水耕野菜生活、イイネ!」 オーナーさんの考案された縦型循環装置 をベースに塩ビパイプシャワーを取り付けた装置を作ってみたいな〜と密かな熱い思いです。

外径18mmの塩ビパイプに内径7mmの水道ホースを接続する方法
自作育苗装置


by ポロン