育苗装置を自作しました。(2015.1)

テスト1:
@ スーパーマーケットでいただいてきた発泡スチロールケースを加工、
A 自作電気毛布マットを入れる。
B その上に自作枠付きベースを置く。
C キッチンペーパーを敷いた種まき用プラケースに種と少量の水をセット。
D 枠付きベースの枠内に種まきプラケースをセット
E 枠の上に隙間の無いようにボール紙でフタをする。
F全体をビニールでフタをして、電気毛布のスイッチを入れる。
テスト2:
発泡スチロールケース・苗カバー育苗箱510型(ホームセンターで270円)を組み合わせてバージョンアップしてみました。

横サイズはぴったりですが、苗カバーの縦のサイズが小さいので隙間が空きます。
もらってきた発泡スチロールケースにきっちり閉まるフタが付いてきましたので隙間を埋めるようにカットして、苗カバーを押さえるようにセットしました。
2Fベランダは、4畳くらいの広さで、日中はその半分くらいの面積に太陽光が入ります。
枠付きベースと、種まきプラケース(スーパーで買った刻みネギが入っていたらしいです。)
木枠の高さよりプラケースの方が少し低い。
 その上に隙間の無いようにボール紙を乗せてみたところ。
その下は温度が上がるので発芽用の空間ができます。
 
自作電気毛布マットの完成した状態
電気毛布を特価の1000円弱で買ってきました。(^^;)

作り方:(作成途中の写真がこれしかありませんでした。)
@ 電気毛布を写真のように電熱線にそってカットします。
A 入れ物(今回は発泡スチロールケース)のサイズにカットした生地を用意。
B リモコン接続部のネジを外してプラスチック部品を広げ、生地をかませて取り付けます。
C 全体の厚みが均一になるように生地に縫い付けていきます。
D 生地のサイズに合わせた袋を作ります。
E 袋に、加工した電気毛布を入れて縫い付ければ完成です。

できあがった電気毛布マットの厚さは1cm以内だと思います。
 
自作電気毛布マットを汚れや、こぼれた養液から守るためにビニール袋に入れました。
  テスト3:
太陽光線を少しでも多く取り入れるように、スチロールケースの内部にキッチン用のアルミを張ってみました。
  電気毛布マットをセット。
枠付きベースの裏面です。
枠付きベースに使った板は3mmの化粧ベニヤで、過去何かで使った余り物だと思います。
電気毛布マットの上で安定するように2本のレールを取り付ける。
電気毛布マットの上に枠付きベースを置きます。
  苗と温度計を置きました。
 
すべてセットした状態です。

まだまだ低気温の日が続きますので、苗カバーの空気取り入れ口にフタを付けてあります。

最終的に育苗ケースを4個セット作りました。電気毛布マットは2個つくりました。
気温が上がってくれば育苗ケースだけでも、いいんじゃないかと思うので。

ケース内温度23度に電気毛布マットのリモコンで調整すると、ボール紙でフタをした発芽用空間の温度は30度を超えました。センサー付き温度計で何度か確認しましたが、ケース内との温度差は平均的に7〜10度程度ありそうです。

発芽させる為に必要な温度と育苗中必要な温度が、一つのケース内で同時に得られるので、
ボール紙の下で発芽させながらボール紙の上に育苗中の苗をおいて適温で育てる事が出来ます。
番外ですが、絹さやエンドウです。
階段の手すりにペットボトルを取付てあります。

塩ビパイプをヒートガンで加工してペットボトルを囲むよう□の形にしてあります。
これだとペットボトルを塩ビ枠に差し入れるだけで安定・固定できます。

ペットボトルに支柱を差し込んであります。
ペットボトルの中も少し加工して支柱が倒れないように工夫してみました。
(ペットボトルの上半分を逆さまにして無理矢理中に入れただけ)
番外テスト:

アクリル紐です。袋状になっています。
(袋状なのが解るように割り箸を差し込んであります。)

アクリル紐は水の吸い上げが良いらしい。
   クリップを取り付けました。(ブスッと刺しただけ。)
  発芽した苗をアクリル紐に植え付けました。

養液の入ったペットボトルにクリップで引っかけるだけ。
  鉢上げ
アクリル紐からクリップを外して名札を付ける為ペットボトルに直接付け直しました。
この頃には根っことアクリル紐は一体化しています。

 芽だし → アクリル紐 → 鉢上げ → 定植

流れはこんな感じで、アクリル紐は最後までお付き合いさせます。

これで、ちゃんと生育出来るかどうかは別問題でしょうね?


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by ponta